親子で挑んだオープンキャンパス体験記 【第5回】一人暮らし準備は夏が勝負! 私が部屋探しで後悔したこと

前回は、保護者もオープンキャンパスに参加して良かった理由についてお話ししました。

今回は、その中でも私が「もっと早く動けばよかった」と感じた、一人暮らしの住まい探しについてです。

遠方の大学へ進学する場合、オープンキャンパスは大学を見るだけではありません。

住まい探しのスタートラインでもあることを、受験を終えた今、強く実感しています。


「夏に住まいを考えておくといいですよ」

高校3年生の夏休みに入ってすぐの三者面談で、担任の先生からこんなアドバイスをいただきました。

「遠方の大学を受験するなら、夏のオープンキャンパスで住まいを仮予約しておくといいですよ。」

その時は正直、「まだ受験も終わっていないのに?」と思いました。

でも今なら、その言葉の意味がよく分かります。

先生のアドバイスは、本当にその通りでした。


オープンキャンパスは、部屋探しの第一歩

わが家は、第一志望の大学がほぼ固まっていたこともあり、オープンキャンパスでは大学見学だけでなく、住まいの情報収集も行いました。

大学近くの不動産会社にも立ち寄り、大学生協の住まい相談ブースにも参加しました。

大学生協では、

  • 学生が多く住んでいるエリア
  • スーパーやドラッグストアの場所
  • 病院や生活環境
  • 通学しやすい地域

など、土地勘のない私たちにはとてもありがたい情報を教えていただきました。

おかげで、「住むならこの辺りかな」というイメージができ、オープンキャンパスの時点から少しずつ物件を探し始めました。


「受験が終わってから」で間に合うと思っていた

とはいえ、その時はまだ「内見は受験の時でいいだろう。」と考えていました。

前期試験で現地へ行く予定だったので、その時に息子の代わりに私が不動産会社を回れば十分だと思っていたのです。

ところが、それは大きな誤算でした。


前期試験の頃には、希望の物件がほとんど埋まっていた

前期試験の日。

息子が試験を受けている間、私は第5希望まで候補を決めて不動産会社を回りました。

ところが、

「こちらはキャンセル待ちです。」

「この物件ももう予約が入っています。」

そんな返事が続きました。

第1希望から第5希望まで、希望していた物件はほとんど埋まっていたのです。

幸い、最終的には条件の良い物件と巡り合うことができました。

それでも、「夏のうちにもう少し動いていれば…。」という後悔は今でも残っています。


4年間暮らす場所だからこそ、もっと見ておけばよかった

大学生活は4年間。

住まいは、その4年間を過ごす大切な場所です。

交通費はかかっても、夏のオープンキャンパスの時に滞在を少し延ばし、息子と一緒に内見までしておけば良かったと思っています。

受験勉強との両立は大変でしたが、時間に余裕がある夏だからこそできることだったのかもしれません。


実際に暮らして分かった「盲点」

入学後、息子が唯一不満を言ったことがあります。

それは、「コンロが一口しかない。」ということでした。

受験当時は、

  • 家賃
  • 通学時間
  • 築年数

ばかり気になっていました。

ところが、一人暮らしが始まると、息子は節約のためによく自炊をするようになりました。

「二口コンロだったら、もっと料理しやすかったのに。」

そんな何気ない一言で、設備もしっかり見ておくべきだったと気付きました。

住んでみないと分からないこともありますが、時間があれば比較できたこともあったと思います。


Zoom内見という選択肢もある

最近では、不動産会社によってZoomなどを使ったオンライン内見に対応しているところもあります。

高校の友人のお子さんは、推薦入試で早く進路が決まり、関東方面の大学へ進学する際にZoom内見を利用したそうです。

息子の場合は、契約前に必ず現地での内見が必要だったため利用できませんでした。

大学や不動産会社によって対応は違うと思いますので、遠方の方は一度相談してみると良いかもしれません。


一軒だけ「仮予約」できるサービスもありました

今回、住まい探しをして初めて知ったのが、不動産会社独自の仮予約サービスでした。

利用を検討した不動産会社では、希望する物件を一軒だけ仮予約できる制度がありました。

条件は、

  • 事前に内見を済ませること
  • 合格した場合は必ず契約すること

でした。

他の不動産会社と同じような契約はできませんが、第一希望の物件を押さえられる安心感はとても大きいと思います。

ただ、このサービスが利用できるのは、受験の出願後でした。

まだ合格するかどうか分からない時期です。

受験生本人は目の前の勉強で精一杯。

一方で、親は合格後の生活も考えなければなりません。

さらに、滑り止めの大学へ進学する可能性も考える必要があります。

本当に判断が難しいと感じました。

だからこそ、遠方受験では、受験勉強は子ども、合格後の準備は親がサポートする。

そんな役割分担が必要なのだと実感しました。


あの時、先生のアドバイスどおり動いていれば…

「夏のうちに住まいを仮予約しておくといいですよ。」

先生のこの一言は、受験を終えた今になって、その重みを実感しています。

もちろん、大学や地域によって事情は違います。

それでも、遠方受験で一人暮らしを予定しているなら、

オープンキャンパスは大学を見る日であると同時に、住まい探しを始める絶好のタイミングでもあります。

わが家は幸い納得できる住まいに出会えました。

それでも、「あの時、先生のアドバイスどおり、夏にもう一歩踏み出していたら…。」

この小さな後悔だけは、今でも心に残っています。

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