“フェイクドキュメンタリーホラー”にどハマり中の私が、YouTubeでサクッと楽しめる作品はないか探していたときに見つけたこちらの動画。
YouTubeチャンネル「メ〜テレNEXT【公式】」にて公開された、岩澤宏樹監督作品「放送局に届いたある映像」。
岩澤宏樹監督といえば、あの「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズを手掛けたことでも知られる、まさにホラー界の巨匠。本作品もリアルすぎる取材風景と不可解な映像表現で、一瞬でゾワゾワさせられた作品でした・・・!
前10話ある「放送局に届いたある映像」。1話ごとの見どころや作中に散りばめられた謎について、詳しくレビューしていきます!
今回は、第1話Tape.1「キリトリ」。
あらすじと概要
テレビ放送局のスタッフのもとに、差出人不明の不審な封筒が届くことから始まります。差出人の名前や住所は一切書かれておらず、入っていたのは「放送してください」とだけ書かれた手紙と1本の黄ばんだVHSテープ。
・1通目(11月23日消印):渋谷エリアの郵便局から投函
・2通目(12月14日消印):多摩川エリアの郵便局から投函
偶然なのかどちらも日曜日の消印で投函されており、筆跡も完全に一致しています。おそらく同一人物によるものだと思いますが、問題はその中身。
スタッフがテープを再生してみると、そこには到底地上波では流せないような不気味で謎めいた映像が記録されていました。

テープに残された3つの不気味なポイント
トイレのマークのような「ピクトグラム」と切り取り線
1本目のテープに映し出されるのは、ノイズと気持ち悪い逆再生のような音楽、そして横たわるピクトグラム。ピクトグラムにはキリトリ線が入っており、画面の最後には次のような意味深なテロップが表示されます。
「完全な人間を目指しましょう」
2本目のテープも1本目とほぼ同様の構成(変わったところは、ピクトグラムの形や切り取り線の位置くらい)なんですが、最後のテロップは、
「完全な人間を目指すなら」
まるで「人間の特定の部位を切り取れ」と言っているような映像で、ぞっとするような生々しさがあります。

画面の隅に表示される謎の数値
そして2本目の映像の終盤、テロップの下あたりに「9-4290」という謎の番号が一瞬だけ映り込みます。何かのコードか、電話番号の一部か、あるいは何かの識別番号なのか・・・。

ソルフェジオ周波数「963Hz」
映像の音声データを分析すると、非常に異様な事実が判明します。
なんと音声の中には、“ソルフェジオ周波数”と呼ばれる「963Hz」の音が意図的に含まれているとのこと。 ソルフェジオ周波数は「超能力や宇宙とつながる周波数」と言われる周波数らしく、不気味な映像と組み合わさることでオカルトっぽさを一気に引き立てています。
さらに驚いたのは、流れている合唱のような声が合成されたものではなく、その場で複数人が実際に同時に発声した一発録りの音声だということ。
一体誰が、何の目的でこの音声を録音し、映像と合わせて放送局に送りつけてきたのでしょうか・・・。

モキュメンタリーホラーならではの魅力
圧倒的なリアル感
会話の空気感だったり、テープの劣化具合、消印の確認や波形解析などの演出がめちゃくちゃリアルなんです。スタッフ同士の「これ、ちょっと気持ち悪いですね….」「また来月も届くのかな」なんて会話が、余計に恐怖感を煽ります。
考察しがいのある余白
ホラー映画にありがちなジャンプスケア(びっくりさせる演出)で脅かすのではなく、「人間の体を切り取る?」「963Hzの意図は?」といった謎が残り、視聴者同士でも議論したくなるほど考察しがいのある面白さがあります。
最後に
『放送局に届いたある映像』は、約8分半という見やすい時間で、モキュメンタリーならではのゾワゾワくる恐怖と考察しがいのある謎解き的な要素が詰まった作品です。
意味が分かると怖い映像やファウンド・フッテージ系のホラーが好きな方にもおすすめな作品ですので、ぜひチェックしてみてください!