東日本大震災から今日で10年。株式会社radikoでは、詩の朗読コンテンツ“311 VOICE Message”の特設サイトを開設しています。
これは、今を生きる “日常生活の尊さ”をテーマにした詩の朗読コンテンツを通して、日常を消失させた東日本大震災の風化を防ごうという取り組みです。CMディレクターで小説家でもある高崎卓馬氏のオリジナルの詩『日々はそれだけで、宝物だ』を、この企画に賛同した14人の俳優が朗読しています。
■特設サイト https://radiko.jp/rg/311/voicemessage/ (ラジコサイト内)
高崎氏のコメント
「コロナの影響のなか、あの震災から10年が経とうとしています。忘れてはいけないあの出来事から私たちが学ばなければいけないものは何か。そんなことを考えて言葉をならべていきました。たくさんの俳優さんたちに音読をしていただき、それぞれの思いが重なり、そのどれもがすこしずつ違う意味を帯びて立ち上がります。耳は心のそばにあるのだと聞いたことがありますが、みなさんの声を通してこの詩を聞くとそれを実感します」
どの朗読も、それぞれの解釈でリズム・声の明暗・息遣いや表情が伝わってきて、すべてが優しさに溢れていました。
東日本大震災からの教訓は人それぞれに違いますが、根底にはこの『日々はそれだけで、宝物だ』というテーマがあると思います。
苦しい立場にある人たちにできることも人それぞれですが、忘れない・風化させないことは、誰にでもできる祈りだと思います。
この“311 VOICE Message”は、3月11日(木)となる午前0時から18日(木)の深夜12時まで聞くことができます。