SNSや動画サイトで時折見かける、子猫に混じって母猫の授乳に加わる大きな成猫の姿。その「確信犯」とも言える堂々とした表情には、思わず笑ってしまいますよね。
「大人になっても母乳を飲むの?」「子猫の分がなくなっちゃうのでは?」と不思議に思う方も多いはず。今回は、話題の動画から見える成猫たちの驚きの行動と、その裏にある猫特有の心理について解説します。
1. まるで大家族?子猫に紛れる「デカすぎる子猫」たち
話題となっているのは、懸命におっぱいを飲む子猫たち……の中に、明らかに体の大きな成猫たちが3匹も混ざっている光景です。

本来、離乳を終えた成猫が母乳を必要とすることはありません。しかし、彼らは子猫を押し退けるわけでもなく、ごく自然に、そして非常に満足そうにその場に収まっています。飼い主さんにつまみ出された際に見せた「えっ、何か問題でも?」と言わんばかりの、ペロリと舌を出した悪びれない表情は、まさに猫のマイペースさを象徴しています。
2. なぜ成猫がおっぱいを吸うのか?考えられる3つの理由
生物学的には不要なはずの授乳。なぜ彼らはこのような行動をとるのでしょうか?
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「子猫気分」への先祖返り(幼児退行) 飼い猫は一生を「飼い主の子猫」として過ごすと言われます。母猫や兄弟猫と一緒に暮らしている場合、環境や安心感によって、大人になっても子猫時代の習慣が抜けないことがあります。
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深い安心感とリラックス効果 猫にとって授乳は単なる栄養補給ではなく、究極のコミュニケーションであり、精神安定剤のような役割を果たします。喉を鳴らしながら吸うことで、深いリラックス状態に入っているのです。
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単に「美味しいから」? 母乳には独特の甘みと高い栄養価があります。一度その味を思い出すと、おやつ感覚でついつい手(口)が出てしまう食いしん坊な猫も少なくありません。

3. 【注意点】成猫が母乳を飲むのは放置しても大丈夫?
基本的には微笑ましい光景ですが、多頭飼育の環境では以下の点に注意が必要です。
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子猫の栄養不足: 動画のように成猫が独占してしまうと、育ち盛りの子猫が飲む分が減ってしまいます。飼い主による適切な「つまみ出し(介入)」が必要です。
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母猫の負担: 複数の成猫に吸われるのは、母猫の体力や乳腺への負担が大きくなります。母猫が嫌がっていないか、疲弊していないかを確認しましょう。
まとめ:猫の「自由さ」が教えてくれる癒やし
「人間界ではありえないけれど、猫の世界ではアリ」。そんな境界線の緩さが、私たちを惹きつけて止みません。
今回ご紹介した動画の成猫たちが見せた、満足げな表情。それは、彼らが今いる環境を心から信頼し、リラックスしている証拠でもあります。子猫の邪魔をしない程度に、その甘えん坊な姿を優しく見守ってあげたいものですね。
動画はこちら
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