写真を鉛筆画にしてみる
だいぶ前に、写真をイラスト風にしてみましたが、今回はカラーのイラストではなく「スケッチ風(鉛筆画)」にしてみたいと思います。
使用する写真はこちら。
いつもお世話になっている、Pixabay(ピクサベイ)さんからお借りします。
使用画像URL https://pixabay.com/photos/rain-woman-brunette-portrait-1869119/
まずはPhotoShopで画像を開きます。
そしていつものように、後で再調整が出来るようにスマートオブジェクトにします。
■スマートオブジェクトとは
画像のサイズを調整などのために、一度でも縮小させた後に元のサイズに戻そうとすると画像が劣化します、また、様々なフィルターなどを適用し色味などを調整すると、再調整が難しくなりますが、スマートオブジェクトに変更してから調整を加えると対象レイヤーの下に項目が追加され後で調整を入れることが可能となります。とっても便利です。
レイヤーの複製
今回は画像のレイヤーが2つ必要ですので[Ctrl+J]でレイヤを一つ増やしておきます。
描画モードを覆い焼きカラーに
レイヤーパネルの上にある「レイヤー0のコピー」の描画モードを覆い焼きカラーに変更します。
■覆い焼きカラー適用後
階調を反転
続けて「レイヤー0のコピー」の階調を反転させます。レイヤーの「レイヤー0のコピー」が選択されている状態で[Ctrl+I]のショートカットを実行します。
一部を残して、全体が白くなってしまいますが、このまま進んで下さい。
ぼかし(表面)
上に並んだメニューから[フィルター]、[ぼかし]、[ぼかし(表面)]を選択します。
必ず、プレビューにチェックを入れた後、半径としきい値を動かしてみます。画像の女性の輪郭がはっきりする程度が目安です。この画像では半径15pixel、しきい値115にしてみました。
調整レイヤー「色相・彩度」
レイヤーパネルの下ある丸い調整レイヤーの作成を選んで「色相・彩度」を選び、彩度を落としてモノクロにします。
彩度を一番左にして彩度を-100にします。
なんかいい感じになってきました。
油彩フィルター
今まで上の「レイヤー0のコピー」をいじってきましたが、今度は下の「レイヤー0」を加工していきます。
上部メニューから[フィルター]、[表現手法]、[油彩]を選択します。
輪郭線がなだらか(なめらか)になればOKです。
フィルターギャラリー
上部のメニューから[フィルター]、[フィルターギャラリー]を開きます。
別画面が開きますのでテクスチャフォルダーの「テクスチャライザー」と「エッジのポスタリゼーション」を選択して、カンバス地に描かれたようにしたあと輪郭線を強調してみたいと思います。
■テクスチャライザー
別画面が開きますので「テクスチャ」のフォルダーを選んで「テクスチャライザー」を選択します。
右のテクスチャで「カンバス」、拡大・縮小とレリーフに数値を入力します。今回は拡大・縮小に80%、レリーフは8としました。
■エッジのポスタリゼーション
続けて輪郭線を強調してみます。
フィルターの追加は右下の+ボタンで追加します。
「アーティスティック」のフォルダーから「エッジのポスタリゼーション」を選びます。
数値は、エッジの太さ1、エッジの強さ1、ポスタリゼーション2としました。
最後に「OK」をクリックします。
完成
もうちょっと「エッジのポスタリゼーション」を強くして、名刺の顔写真、HPのプロフィール画像に使う写真などを加工してみるのもいいですね。