きれいな景色や町並み、建造物をカメラで撮ると、うまい人が撮った写真はとっても安定感があります。
そのポイントはズバリ構図です。
構図を抑えると、少しぐらい変(?)でも、いい感じに見えてしまうものです。
とりあえず覚えておきたい基本構図をご紹介します。
覚えるべき基本構図は4つ
三分割法
構図としては一番万能で、これだけ覚えればいいような気もします。
写真を始めたら最初に覚えたい構図です。
ファインダー(スマホの画面)を縦横それぞれ3分割して、一番見てほしい部分を、分割した縦横の交点に配置したり、縦横の線に合わせて人や木立、風景の中の水平線に沿わせたりします。
四分割法
四分割法は画面を縦横をそれぞれ四分割し、画面を16分割した構図です。
3分割法よりも被写体が外に配置されるので、より空間を意識させることにより表現の幅が広がります。
(絵的にシンプルでないと余計な物も写ります)
少しずれてはいますが・・・
レイルマン比率
考え方は少し違いますがレイルマン比率というのもあります。
鉄道写真家の中井精也さんが考えた構図です。 下の図のように、写真の縦を4分割して、さらに対角線を引き、その交わる黒い丸の部分に被写体を置く構図です。
対角構図
ここまで被写体を水平、垂直に配置した構図でしたが、斜めに配置してみるというのが対角構図です。
対象のもともと斜めの部分や、わざとカメラを傾けたりすると写真に奥行きや躍動感を演出することができます。
桜の枝が青空に向かって伸びていってる感が伝わってきます。
神社仏閣の階段や、遠くに伸びていく道、山の斜面などを写すときに使える技法です。
商品撮影などで、同じものを並べて斜めにボケを生かした撮影もアリです。
日の丸構図
誰でもできるようで出来ない、今回の構図の中で一番厄介なものかもしれません。
視線が中央から動かないので無駄の多い写真になりがちです。
日の丸構図で撮影する場合は、とにかく無駄を省いたシンプルな写真になるようにしましょう。
構図はこれだけではありませんが、とにかく見ていて気持ちいい写真になるように心がけてみましょう。