自身の傍にいつも居てくれた人が亡くなった時、通常は火葬しお墓などに納骨して終わることが多く、とても寂しい思いをすることがあります。しかし最近では散骨や樹木葬など埋葬スタイルに選択肢が取れるようになってきました。
目次
遺骨ダイヤモンド
なくなった後も、大切な人と一緒に過ごす方法の一つにとして遺骨や遺灰をダイヤモンドにする方法があります。
いくつかの企業がこの「遺骨ダイヤモンド」を作っており、遺骨、遺灰、遺髪から抽出した炭素を原料にしてダイヤモンドを製造しています。
遺灰ダイヤモンドの製作工程
- サービス提供会社に遺骨を送付する(50グラム~300グラム程度)
- 遺骨を検査する(十分な炭素量が含まれているか等)
- 遺骨から炭素を抽出する
- 不純物を除く作業を行い、黒鉛化させる
- 高温高圧の環境下でダイヤモンドを生成する
- 原石を研磨し、カットを施す
- 注文内容に応じて、ジュエリーへと加工する
- 依頼主の手元に届く
ここに紹介するスイスの「LONITÉ(ロニテ)」では、ジュエリーのデザインの選択肢も豊富で、何も加工しない場合は黄色い「ナチュラリーアンバー」という色ですが、結晶化の過程で調整を施すことで無色やブルー、グリーンなど計5色を出すことができるそうです。
ダイヤモンドの作成期間は、小さめ(0.25〜0.5カラット)のもので6〜9カ月、大きめ(0.6〜2カラットのもので12〜18カ月くらいかかり、指輪などジュエリーにするにはさらに1〜2カ月必要とのことです。
お値段ですが、0.25カラットで28万5000円からとなっています。
これも、変わらぬ愛の選択肢の一つです。