8月14日にお笑いジャーナリストのたかまつななさんが学校での働き方改革に関するオンラインイベントに参加し、そこで「先生死ぬかも」にハッシュタグをつけて投稿することを呼びかけ、その後「#先生死ぬかも」がトレンド入りし話題となっています。
私が児童や生徒だったのはもう30年前になりますが、当時の先生たちを振り返ってみると、いつも笑顔で生き生きと仕事をしていたように思います。私は、小学校低学年の担任をしてくれた女性の先生が大好きで、休み時間もいつもくっついていました。私が道路に飛び出してバイクとぶつかって交通事故に遭い、頭を2針縫うけがをしてしまい包帯を頭に巻いて登校した初日、先生は「絶対にもう飛び出したらいけないよ。本当に心配した。」と泣きながら私を抱きしめてくれました。きっと我が子のように想ってくれていたんだと、思い返すと胸が熱くなります。
時代だと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、私の世代は学校の先生に憧れを抱き、将来なりたい仕事に「学校の先生」と答える子供が多かったです。しかし、学校の先生というキーワードで聴こえてくるのは暗いニュースばかり。モンスターペアレントや受験戦争、部活の顧問問題や、過労死や、先生間でのいじめ・・・、最近ではコロナ禍による休校などもあり、先生たちを取り巻く環境が更に厳しくなっているのは明らかです。事実、ここ最近教員採用試験を受ける人たちが減ってきていて、ブラック企業と呼ばれるまでになっています。
「#先生死ぬかも」では、現場の先生たちからの悲痛な叫びに溢れています。私たちが想像もつかない問題や、保護者としてはっとさせられる気付きもあります。昔のように希望に溢れる明るい学校になるよう、様々な立場の人たちが考えてそして行動して欲しいと願いいます。もちろん、私自身も。