毎日、暑い日が続いていますが、暑くなると食べたくなるのがアイスです。
アイスは気温が高い日に食べてると、あっという間に溶けてしまうこともしばしばなのですが、中国の「チャイスクリーム(钟薛高)」が、なかなか溶けないと話題となっています。
鍾薛高(Chicecream)
2018年に上海で誕生した高級アイスクリームブランドで、伝統建築に用いられる瓦を模したアイスバーで氷菓市場に登場しました。
鍾薛高は天猫の年間最大のネット通販セール「ダブルイレブン(双十一)」で氷菓類の売上高1位となり、上海、杭州、成都などに20以上の店舗を抱え、国内100以上の都市のスーパーやコンビニでも取り扱われています。
中国でこれまで一般的であったアイスバーの価格2〜8元(約35〜140円)が、鍾薛高の商品は13〜18元(約220〜300円)と高級路線で、2018年には66元(約1100円)の値をつける商品を販売し、アイスクリーム界のエルメスと呼ばれています。
中国では、ハーゲンダッツがとても高く、日本の約1.5〜2倍くらいの値段で、手がでないため、中国の高級アイスクリームブランドが出現したようです。
なかなか溶けないので炙ってみた。
まず、31度の部屋に1時間半ほど放置するところから始まります。まだ溶けてないようです。次にライターで炙り始めましたが、なかなか手強そうです。ついにはバーナーが登場。表面が焦げただけでのようです。
アイスクリームが長時間溶けるのを人為的に防ぐ製品を販売するアイス会社に対し、中国のソーシャルメディアWeiboでは、ユーザーらから物議を醸す声が上がりました。
鍾薛高は、全ての同社の製品は食品安全規制に準拠していると主張し、Weibo上で「アイスクリームを焼いたり、乾燥させたり、加熱したりして、アイスクリームの品質を判断することは科学的ではない」と反論しています。
このアイスは通販で販売されており「届くまでに溶けてしまうのでは無いか?」と思われますが、発送から48時間以内であれば大丈夫とのこと。溶けていた場合には返金に応じてくれるそうです。
ネット販売をするにあたり、どうしても溶けないような工夫が必要だったことがわかります。