2019年に始まった「GIGAスクール構想」、翌年のコロナまん延による自宅でのリモート学習の需要で拍車が掛かったことは記憶に新しいところです。
現在は、授業の中でもタブレットなどを使った授業が当たり前となっていますが、思わぬ盲点が教室の机にあります。
とにかく机が小さいという問題です。あの小さな机の上に教科書、ノート、筆記具、そしてタブレットを置かなければなりません。現在1番使用されている天板サイズは、幅650×奥行450mmです。 これは、新JIS規格と呼ばれるサイズで、現在の小学校では最も普及しています。
実際、学校の調査でも「机上に十分な教材を広げきれない」「机上からの端末落下が相次ぐ」といった声が寄せられています。
つくえ+
文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売するコクヨは今ある机に取り付けるだけで、PCやタブレットはもちろん、教材や文房具などの置き場所と落下防止策として使用できる「つくえ+」を開発し、全国発売されます。
この「つくえ+」は教室にある既存の机にボルトで固定するだけの簡単取り付けで、前方に5㎝机上面を拡張することができます。
スリットがついており、端末をスリットに立てて閲覧することができるほか、筆箱や補助教材なども収納が可能で、机上面を立体的に使用することで少ない机上面積を有効活用することが可能です。取り付け用のボルトは前方に設置したことで、授業中に誤操作しにくい設計となっているとのことです。
学童や先生の悩みを解決する、民間企業ならではの良いアイデアだと思います。この費用も国費で賄ってあげてほしいですね。
■発売日:2022年10月7日(金)
■メーカー希望小売価格(消費税抜):6,600円(新JISタイプ)6,100円(旧JISタイプ)
■商品HP: https://www.kokuyo-furniture.co.jp/manabi/products/tsukue_tasu/