古来より「酒は百薬の長」と言われていますが、この度キリンホールディングス株式会社のR&D本部キリン中央研究所が、ビールの原材料であり苦味成分として知られるキリン独自の脳機能素材「熟成ホップ」について、1回摂取することで自律神経が活性化し集中力が高まることを、臨床試験で初めて明らかにしました。
キリングループでは、西洋では薬用ハーブとして長年利用されている「ホップ」に着目し、独自の熟成技術によって脳機能改善と体脂肪低減の両方に役立つ独自素材「熟成ホップ」を開発。今回の臨床試験では慶應義塾大学と連携し、「熟成ホップ」を1回(熟成ホップ由来苦味成分を35mg)摂取することで自律神経および認知機能に及ぼす作用を検証したところ、「熟成ホップ」を1回摂取することで自律神経の活動レベルと集中力を評価する認知機能課題のスコアが統計学的に有意に向上したということです。
この研究成果は2022年3月18日(金)に「日本農芸化学会2022年度大会」にて発表され、1回の摂取でも「熟成ホップ」による脳のパフォーマンス向上やメンタルケアの可能性が期待されており、今後キリングループでは、「熟成ホップ」を活用した機能性表示食品などの商品開発や、大学や自治体などと連携した脳の健康サポートが可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていくということです。
すでにこの「熟成ホップ」は、ノンアルコール・ビールテイスト飲料の「キリン カラダFREE(キリン カラダフリー)」に含まれており、肥満傾向な方に適しているということで売り上げが好調となっています。
個人的には、アルコールの入った美味しいビールにこの「熟成ホップ」を使ってもらって、健康的にお酒が楽しめたら嬉しいですね♪