11月12日から25日の「女性に対する暴力をなくす運動」にあわせて、トイレットペーパーに啓発コピーと相談先を印刷した神戸市の取り組みが話題となっています。
女性に対する暴力をなくす運動
今年も、11月12日から25日まで、25日の「女性に対する暴力撤廃国際日」までの2週間、「女性に対する暴力をなくす運動」が行われています。これは、2017年から内閣府男女参画局が実施している取り組みで、「夫・パートナーからの暴力、性犯罪、売買春、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為等女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題」とされています。
その「女性に対する暴力をなくす運動」にあわせて、神戸市が行っている取り組みが話題となっています。
【神戸市】トイレットペーパーにDV被害者へのメッセージと相談窓口を印刷
今日ショッピングモールのお手洗いに入ったらトイレットペーパーがこれやったんやけど、すごい名案じゃない?!DV受けてる人が一人になれるところってお手洗いくらいしかなさそうだし、スマホで検索なんかしてたらチェックされてさらにDV受けそうだし。これで救われる人がいますように… pic.twitter.com/L4zjPgWgvj
— ohirune_sakk0 (@sakk0_zzz) November 10, 2021
神戸市では、DVを受けている人への啓発メッセージと相談先を印刷したトイレットペーパーを5,000ロール制作し、大丸神戸店、ダイエー神戸三宮店、イオンスタイル神戸南店、イオンスタイルumie店の女性用トイレに設置しています。
メッセージは以下の4種類。
「ゴメン、殴ったんは、愛情の裏返し。」なんてあり得ない。
彼といるとビクビクする 本当にそれって『愛』なのかな。
いつもメールをチェックされる。そんなのしんどくない?
夫の暴力がこわい 彼の罵声がこわい ビクビクしながら暮らしてます。
DVは、ある意味洗脳もともないますので、なかなか当事者同士では解決しにくい問題だと思います。
なかには、自分がパートナーにされていることが、DVである事に気づいていない人もるのではないでしょうか?。依存や過度の束縛が愛情であると受け止めている人も多くいるかと思います。
また、DVをする側にも、幼少期自分が受けたDVが原因になっていたりと、さまざまな問題があります。
女性だけでなく、暴力をうけている男性もいるでしょうし。
まずは、11月12日から25日までの「女性に対する暴力をなくす運動」。
パートナーや恋人からの暴力に悩む女性が少しでも救われますように。