新型コロナウイルスによる写真撮影への影響を調査
週末のお出かけ情報を提供し予約が出来るサイト「アソビュー!」が、新型コロナウイルスによる写真撮影への影響を調査し、結果を公表しています。
調査概要は以下のとおりです。
・実施時期: 2022年3月26日(土)~ 3月27日(日)
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:全国の10代〜60代のアソビュー会員男女8,156人(男性3,333人、女性4,823人)
★構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
調査の結果
調査の結果、家族と一緒に撮る写真は3割、友達と撮る写真は半数以上の人が「減少」、お出かけ先での写真撮影も4割が「減少」したと答えています。写真を撮る機会が減ったことで、「年賀状の写真選び」や「SNSに上げる写真」に困ったという人も少なくないようです。記録するためでなく、コミュニケーションツールとしての役割が大きい写真。写真撮影機会の減少は、コミュニケーションの低下を招くリスクをはらんでいます。それだけに、6割がお出かけ先での写真撮影の機会を「増やしたい」(62.6%)と答え、親しい人との記念撮影ができるスポットに「行ってみたい」(67.7%)と答えました。
年賀状に使える写真がない
写真を撮る機会が減って、小学生以下の子どもがいる家庭の半数で「年賀状の写真選び」に困ったとの結果が出ています。
年賀状の写真選びは3割の家庭で「困った経験」(29.3%)があり、小学生以下の子どもがいる家庭では、44.5%と半数近くにまで増えています。同様に、祖父母に送付する写真(19.1%)や子どものアルバム制作(15.7%)でも2割程度が困った経験があるようですが、小学生以下の子どもがいる家庭では、祖父母に送付する写真が29.2%、子どものアルバム制作が25.5%と、困ったスコアがそれぞれ10ポイントも高くなっています。
マスクをしたままの写真も、「表情が見えなくて諦めてしまった。」なんてこともあるのかもしれません。
10代20代はコミュニケーションにも影響?
コロナ禍で写真を撮る機会が減り、SNSにアップする写真がなくて困った経験を聞くと、全体では13.5%ですが、年代別に見ると10代で31.1%、20代で29.4%と3割が困ったと回答。また、SNSなどのアイコンに使用する写真で困った経験は全体では15.0%ですが、10代は43.7%、20代は36.6%と困り度はさらに高くなっています。
コロナとの共存を模索するなかで、写真というコミュニケーションツールがどのように変化していくのか?興味深い調査結果でした。