ユンガスの道は、ボリビアの首都ラパス市から北東方向のユンガス地方に延びている長さ約80kmの山岳道路。
切り立った断崖に取り付けられた部分が長く、頻繁に転落事故が起こっていたため死の道と呼ばれるようになりました。
Wikipediaによると
幅員は車1台分程度(場所によっては3m程度)しか無く、ガードレールが無いため、現在でも極めて危険な状態にある。さらに、この地域は雨や霧が多い多雨林にあり、視界が著しく失われる事もしばしばで、泥状になった路面に山肌からの落石もある。つづら折れになった道路はほとんどの場所で崖っぷちになっており、垂直に800mも切り立っている箇所もある。このため事故による死者の数が多い事でよく知られている(年平均209回の事故が起こり96人が死亡している)。米州開発銀行は1995年に「世界でもっとも危険な道路」と呼称している。
とのこと。
年間約100人も滑落して命を落とす道・・・
こちらはドローンの映像ですが、まさに離合が命がけ。
世界中から命知らずでスリルを求める人々が訪れるらしく、車で通る人はもちろん、サイクリングもエクストリームスポーツとして挑む方が多いようです。
自転車であれば、内側を走ることで危険は少なくなるようですが、それでも過去10年間に少なくとも12人のサイクリストが命を落としたらしいです。
Wikipediaにもあるように、雨や霧が多いため湿った地面を進むのはさらに危険。
下の動画はまさに、道路いっぱいのバスが谷底に転落する動画です・・・
(※苦手な方は再生しないで下さい)
目の間で滑落するバス
悲鳴とともにバスは一瞬で見えなくなってしまいました。
精一杯内側に寄っていたんですが、それが良かったのか悪かったのか・・・
このようにあまりに劣悪であったために、2006年には新しい新道が完成し、旧道はマウンテンバイク愛好者などが絶景を楽しむ観光スポットとなっています。
しかし、危険なことに変わりはなく、2011年には自転車で下るツアーに参加していた日本人女性が転落し、命を落としています。
観光地としてはちょっと怖すぎますね。