第1回では「ピアノやめたい病」をどう克服したかについて記しましたが、今回は、学生~社会人の時期に「ピアノやっててよかった」と思うことをまとめてみました。
もちろん音楽の成績は良い!
ピアノを習っている以上、楽譜は当然読めます。しかも、楽典(がくてん)と呼ばれる音楽の専門的な知識(長調・短調・音符記号など)もレッスンの中で学びます。なので学校の音楽なんて朝飯前。基本的に音楽が好きですから、音楽の授業で習うピアノ以外のことも興味があるのですんなりと頭に入っていく。実技はさておき、ペーパーテストでは苦労知らずでした。もちろん、好きな教科得意な教科を聞かれたら「音楽」でしたね。
音楽発表会では優先的に目立つポジションに
小学校時代、年に1度は「音楽発表会」というものが開かれていました。鍵盤ハーモニカ、リコーダー、打楽器、アコーディオンなど、いくつかのパートに分かれて合奏します。楽器の担当決めでは、音楽が得意な生徒が花形の楽器を担当していました。先生が教えなくても基本的に自分で楽譜を読んで自主練ができるので、先生としても難しいパートや目立つパートは音楽が得意な生徒の方が安心だったのかもしれませんね。私の場合は小学6年生の時に、鉄腕アトムの鉄琴がやりたくて立候補。結構な倍率でしたが、ピアノを習っている子から優先的に決められました。スポーツが得意な子がカースト上位にくる独特の子ども社会の中で運動が苦手な私は下層の住民だったので(私の小学校だけ?)、唯一目立てるのが音楽発表会でしたね。
パソコンのブラインドタッチにすぐに慣れた!!
社会人になって初めて、鍵盤以外に両手の指を同時に使う場面に遭遇しました。そう、パソコンです。はじめはもちろん戸惑いましたが、意外とスムーズにブラインドタッチができるようになりました。よく考えれば、ピアノは楽譜を見ながらブラインドタッチしているようなもんです。指の動きが音になるか画面の文字になるかの違いで、仕組は一緒のような気がします。しかもパソコンのキーボードはピアノの鍵盤ほど幅広くはないし、狭い範囲で動きが完結できるので、パソコンのブラインドタッチの方がむしろ簡単でした。統計を取ったことはないので、もしかして私だけかもしれませんが・・・。
続く。