「ジンバル」とは、撮影時の手ブレや揺れを低減してくれるカメラに取り付ける機械のことで、最近はスマートフォンを取り付けて使うグリップ型のものが一般的にも流通してよく聞かれるようになりました。
元々は、カメラスタビライザーやステディカム(ティッフェン社の商標)とも呼ばれていて、ジンバルとはその機能的な名称になります。映画撮影現場では古くは1970年代から使われていた技術です。
もちろん当時と姿形はちがい、いまは電子的に補正し、安定化させるデジタルジャイロが一般的になっています。
このジンバルを巧みに使った映画撮影現場の動画がすごいと(すこし)話題になっています。
手持ちやドローンにジンバルを装着するのはもちろん、自動車にクレーンで取り付けたり、自転車やバイクに取り付けたり、ワイヤーに吊るしたりと、ジンバルのおかげでどんな状況でもカメラが安定することから、実に多彩な撮影方法が可能になっています。
最近はCGがあまりにもリアルなために映像を見てもCG合成なのか何なのか、どうやって撮影したのかまったくわからない不思議で迫力のあるカットたくさんありますね。
個人的には1本目の2:50~のシーン。後にでてくる完成動画からは想像もできない撮影現場!とても臨場感とストーリーを感じさせるカットになっています。
これらの映像は、フルデジタル高性能カメラジンバル「MōVI」で撮影されたものだそうです。
技術の進歩は見えないところ、気づかないところどんどん進んでますね。