数多のユーチューバーが存在しますが、国家公務員のユーチューバーをご存じですか?
農林水産省の20代~30代の若手職員が制作している「BUZZ MAFF(バズ マフ)」です。1日1本のペースで日本の農業・水産業・林業などの様々な話題を動画で紹介しています。チャンネル名のBUZZ MAFFは、「バズる」と農林水産省の英語表記Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheriesの頭文字に由来しています。
国家公務員がつくるYou Tubeなのでまじめで硬い内容かと思いきや、けっこうはじけてます。15のチームがあり、これまでおよそ1800本の動画を配信していますが、その中からいくつかご紹介します。
九州農政局のタガヤセキュウシュウ
九州農政局の白石さんと野田さん(現在は東京に移動になったので白石さん一人で活動)が繰り広げる、漫才のようなコントのようなコンテンツ。コロナ禍で配信した「花いっぱいプロジェクト」を紹介する動画で話題になった二人です。それがこちら↓
カットが変わるたびに花がどんどん増えていくにも関わらず、表情を一切変えずに淡々とPRする様子が面白いです。このコンテンツでは編集が非常に面白く、NGシーンも盛り込んだり字幕に凝っていたりとBUZZ MAFF導入編にはもってこいだと思います。
TASOGAREのアフレコ動画
映画製作の経験がある松岡さんが作る「TASOGARE」シリーズ。一番ツボにはまったのが宮崎出身の松岡さんが、あろうことか農林水産大臣の記者会見を宮崎弁でアフレコするというチャレンジャーな動画。それがこちら↓
大臣に呼び出された
実はこのYou Tube、江藤拓農林水産大臣が発案しスタートした企画で、江藤拓大臣は「名誉編集長」を務めているそうです。勝手にアフレコされたり若手職員のはじけぶりに怒っているのかと思いきや、大臣は高評価!BUZZ MAFF制作担当職員を呼び出した動画もあり、怒られ覚悟で席についた若手職員の皆さんに「全然怒ってないよ!」と語り掛ける懐の深い大臣です!
面白い動画が目立つBUZZ MAFFですが、現在の日本が抱える農林水産に関する問題を分かりやすく説明していたりとまじめな内容もあり、この動画のおかげで農家さんや酪農家さんの苦労やコロナ禍の問題を身近に感じることができています。ぜひ一度のぞいてみてください!!