チャイルドシートの悩み
車のチャイルドシートにお子様を乗せてお出かけの際に困ることに、後ろの座席にチャイルドシートを設置するため運転中はあやすことができない、また1歳3ヶ月までの乳幼児は後ろ向きに座らせることが推奨されている為、お子様の様子を伺うことができないなど安全の為とはいえ、ちょっと使いにくい部分もあります。
そこで、日産と赤ちゃん本舗は、チャイルドシートによる赤ちゃんの安全を確保しながら、親子が安心してドライブできる車内環境づくりを目指して解決策を構想。運転中の子守りを支援するロボット、イルヨを開発しました。
「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」
日産のセンシング技術から着想を得て開発したイルヨは、後部座席のチャイルドシート横に設置するロボット「イルヨ」と、運転席横のドリンクホルダーに設置するロボット「ベビー イルヨ」の2体で構成。ドライバーが自身の近くにあるベビー イルヨに特定の言葉を投げかけると、後部座席のイルヨが作動。手を振る動作や、「いないいない、ばあ」などの動きでチャイルドシートに座る赤ちゃんをあやします。また、イルヨのカメラが赤ちゃんの表情を認識してベビー イルヨに伝達。ベビー イルヨの目の開閉によって赤ちゃんが寝ているかどうかを親が把握できる仕組みになっています。
開発段階の実証実験では、実際の親子が参加しドライブ中を想定した車内環境でイルヨの有用性を試験しています。
実験の結果、赤ちゃんの9割が、動作しているイルヨに注視することがわかり、赤ちゃんの関心を惹きつける効果があることが確認されました。また、赤ちゃんをチャイルドシートに乗せた状態でも、イルヨが作動することで半数以上の赤ちゃんの感情がポジティブな方向へ改善されることもわかり、イルヨの赤ちゃんをあやす性能が実証されているそうです。
日産のセンシング技術から着想した各種機能
- 「いるよ」「いないいない、ばぁ」「こっちだよ」「お歌を歌うよ」の4つのウェイクワードをベビー イルヨが音声認識。それぞれのウェイクワードに合わせてイルヨが作動し、チャイルドシートに座っている赤ちゃんをあやします。
- イルヨがチャイルドシートに座る赤ちゃんの表情の変化をカメラで検知。赤ちゃんの目の開閉を感知することでベビー イルヨも目を開閉。運転席のドライバーに、赤ちゃんが寝ているか起きているかを知らせます。
カラーバリエーション
車への搭載だけでなく、家庭の中でもこのようなロボットが今後開発されることになるのでしょうか?
イルヨ特別体験会
2024年2月3日(土)~2月4日(日) | 日産グローバル本社ギャラリー 〒220-8686神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号 |
2024年2月10日(土)~2月11日(日) | アカチャンホンポ ららぽーと横浜店 〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺4035-1ららぽーと横浜2F |