【プチ卒母】15才で家を出たひとり息子の話⑥

2023年春、我が家のひとり息子が高校進学のため家を出ました。と言っても、自宅から車で1時間程度の夫・祖父母宅での下宿です。なので完全に子育てが終わった子離れの「卒母」ではなく、でも離れて住むことになったいわゆる「プチ卒母」状態です。

※卒母とは・・・文字通り、「母親」を「卒業すること」。進学や就職などで子どもの1人暮らしが始まって子育てが一段落したり、結婚などで法的にも扶養から外れるタイミングなどが多いようです。漫画家の西原理恵子さんが2017年に出版した、自身の“卒母宣言”となった『卒母のススメ』で話題になりました。

去年の今頃は想像していなかった「プチ卒母」。息子が家を出て数カ月が経ちましたが、思いもよらない悩みが出てきたりと、送り出した私たち両親もいまだに落ち着かない日々を過ごしています。そんな、3人家族の備忘録をお伝えします。

今回は、「門限が守れるようなった!」「健康問題」のお話です。

※過去記事こちらから↓
【プチ卒母】15才で家を出たひとり息子の話①
【プチ卒母】15才で家を出たひとり息子の話②
【プチ卒母】15才で家を出たひとり息子の話③
【プチ卒母】15才で家を出たひとり息子の話④
・【プチ卒母】15才で家を出たひとり息子の話⑤

門限が守れるようになった!

きっかけは祖母のアイデア

2023年12月のある日、祖母から嬉しそうな報告がありました。それは・・・
・12月1日から、毎日登校前に帰る時間を祖父母に自己申告して、守れたらカレンダーにはなまるを付けている。
・5分遅れたら△、それ以上の遅れは×。
・始めて1週間経つが、今のことろ毎日はなまる!   というもの。


え?散々悩んできた門限破り問題が、こんな単純な方法で解決?高1男子ってこんなに素直だっけ?これって幼稚園や小学校低学年ぐらいでやるものですよね。

どうやら、毎朝確認することと、自分で自己申告することで守らなきゃという意識が生まれたのが良かったみたいです。確かに、これまでは〇時までに帰りなさいと大人側が押し付けていたので、自分で時間を決めるというのが効いたのかもしれません。
また、今まで雨の日はバス通学なので帰りは「バスに乗ったよLINE」しなさいと言ってもなかなかしなかったのに、この方法にしてから「〇時○○分のバスに乗ったからギリギリかも!」とかの連絡がしょっちゅう来るようになったそうです。そして、自転車でギリギリの場合は、ゼイゼイ言いながら「セーフ!」と帰ってくるそう。はなまるの日は祖父母が褒めてくれて嬉しそうにしているし、カレンダーに増えていくはなまるを見ては「今週は毎日はなまるだったね!」などと会話するのが楽しいそうです。

正直、息子のこんな一面があるなんて本当に驚きました。そして一方で、祖父母との生活の中でいい関係性が築けていることも嬉しかったです。

この方法が効くのは、まだまだ単純な男子の我が家の息子だけかもしれませんが、困ったら試してみてください。

健康問題

様々な診療科をリサーチしておくこと

離れて暮らすときに一番心配なのが健康問題。息子の場合は、入学後に新型コロナが5類に移行しアフターコロナの生活となりましたが、3学期を迎えた今日まで、コロナやインフルエンザでの学年閉鎖などもあり、まだまだ気が抜けない毎日です。

これまでを振り返ると、腹痛や発熱で内科、部活(バレー)での右手小指の骨挫傷(こつざしょう・骨に傷が入ること)で整形外科、鼻炎で耳鼻科、などまあまあな病院受診がありました。

けっこう週末に体調を崩すことが多かったので、下宿先近くの休日在宅医に私が連れていくこともあったんですが、部活もしているのでケガに備えて学校近くの整形外科などを事前にリサーチしておけばよかったと反省しています。その日のうちに受診できて治りも早くなるし、本人もまた家族も安心できます。

また、診療科別にリサーチしても当日が休診日だったり、また自分で行ける場所か祖父母に連れて行ってもらう場合行きやすい場所かなど、色んな事情があるので、内科だけでも平日いける所をいくつかリサーチしておくことをおススメします。

体調を崩した時の初動はどうするか

夏休みのある日、息子が喉が痛いと訴えている連絡がありました。熱はないので、息子は休んでいたら大丈夫と病院に行くことを嫌がりましたが、心配性な祖母は早めに病院に行ったがいいと、ちょっと言い合いになったそうです。病院に行く・行かないの判断は、結局は親がしたほうがいいと思います。様子をみてその日の夜に高熱が出たりしたら、行かなかった責任を感じるだろうし、医療費もかかることなので、その辺りは最終的に親が判断して、祖父母に対応をお願いするなど、結構初動は肝心だと思います。

また、同居家族が発熱したり体調が悪い場合は、家庭内感染を防ぐために、息子を実家に連れて帰ることも予め決めておきました。これまで祖父が発熱した時に一度帰ってきたぐらいでしたが、高齢な祖父母の体調も心配なので、その時は私が夫、どちらかが迎えに行くことにしています。


いかがでしたか?息子が家を出てもうすぐ1年が経とうとしています。毎日心配だし寂しくて仕方ないのは変わりませんが、やっと慣れてきた感じです。

また何か皆さんに参考になることがあれば、こちらでご紹介していきたいと思います。

Mozilla/5.0 (compatible; ImagesiftBot; +imagesift.com)  / 85

関連記事

29 2
2024年10月にNetflixで配信開始となった映画「ミステリと言う勿れ」。もともとテレビドラマのファンだったこともあり、新着映画とし...
39 3
ゆっくりと画像が変化するアハ体験動画。今回は、ブラジルの世界遺産「オリンダ歴史地区」です。 どこが変わっているか気づくとスッキリし...
35 4
ゆっくりと画像が変化するアハ体験動画。今回は、ジョージアの世界遺産「上スヴァネティ」です。 どこが変わっているか気づくとスッキリし...
27 3
私が今回ご紹介する映画は、トム・ハンクス主演の「オットーという男」。 スウェーデン発のベストセラー小説を映画化し、第89回アカデミー外...