滲んだ(にじんだ)感じの表現をPhotoshopで作成
映画や本の装飾として昔から使われているインクが水分で滲んだ(にじんだ)感じの表現をPhotoshopで作成してみたいと思います。
まずはフォトショップを開き、新しいドキュメントを作成します。
カラーモードは「RGBカラー 16bit」とすることで、よりなめらかで高詳細な仕上がりが期待できるようですのでお試し下さい。
まず、文字だけ作っても背景がないとそれっぽくならないので、いつものようにpixabayさんから背景画像をお借りします。
https://pixabay.com/photos/paper-old-texture-parchment-1074132/
https://pixabay.com/
まずは、Photoshopで背景画像を開きます。
テキスト
左のツールから「T」をクリックしてお好きなテキストを入れてみましょう。
利用したフォントは「A-OTF ゴシックMB101」を使いました。太めのフォントのほうが良いと思います。
テキストのみ選択範囲mを作成
テキストの範囲だけを選択してフィルターを掛けていきますので選択範囲を作成しましょう。
やり方は簡単。文字レイヤーを選択して、「Ctrl」を押しながらテキストレイヤーの小さなサムネ(Tの文字)をクリックします。目のマークをおすと選択範囲だけになります。
選択範囲ができたら続けて、パネル右下より「新規調整レイヤーの追加」>「ベタ塗り」を選択し、描画色「黒(#000000)」で塗りつぶしましょう。
すると新規にレイヤーが作られ、選択範囲(文字)だけが塗りつぶされたマスクが作られます。
レイヤーマスクを加工
ここからマスクしたレイヤーに加工していきましょう。
レイヤーパネル上でレイヤーマスクを選択した状態で、メインメニュよりー「フィルタ」>「ピクセレート」>「水晶」を選択しましょう。「セルの大きさ 5」で適用します。
適用すると文字の周りが滲んできます。
次にレイヤーパネルのレイヤマスクを選んで、マスクの上でマウスを右クリックし、「選択とマスク」を選択します。
「グローバル調整」より「滑らかに 10」、「コントラスト 30%」に変更したら一旦は完成です。編集している文字テキストのサイズに合わせて微調整してみましょう。
再度、水晶のフィルターをかける
このままでも良いのですが、もう少し頑張ってみます。
再びマスクのレイヤのマスクを選択して、メニューより「フィルタ」>「ピクセレート」>「水晶…」を選択します。
「セルの大きさ 20」で適用したら、メインメニューより「編集」、「水晶をフェード」を選択しましょう。
出てきたパネル上で「不透明度 50%」、「描画モード スクリーン」に変更したらOK。微妙な感じのインクのにじみが見えると思います。
再度、重ねていきます。メインメニューより「フィルタ」、「ピクセレート」、「水晶…」を選択。「セルの大きさ 60」で設定します。続けて「編集」、「水晶をフェード」とします。
フェードの不透明度15%、描画モードはスクリーンにします。
カラー変更
このままでも完成なのですが、文字色を変えてみましょう。
マスクレイヤーの左の黒いところをクリックすると色が変わりますので好きな色に変えてみましょう。
キャンバス上にカーソルを動かすとスポイト機能が働きますので色の濃いところを拾ってみました。
同系色の色でテキストのカラーを決めると馴染んでいいと思います。レイヤー効果を加えると
お好きな色を設定してみて下さい。
なんか、心霊っぽい感じのタイトルづくりに向いてる気がしますね。最後にレイヤーの効果を焼き込みカラーなどに変えてみました。
以上、今回はテキストをにじませてみることにチャレンジしてみました。