「電波少年」という言葉を聞いて懐かしいそこのあなたに素敵なお知らせがあります。なんと、日本テレビで人気を博した伝説的バラエティー番組「電波少年」が、この度あのWOWOWで復活します!
電波少年とは?
ウィキペディア(Wikipedia)によると・・・、1992年7月5日から2003年2月22日まで、日本テレビ系列で放送されたバラエティー番組のシリーズ。『進め!電波少年』、『進ぬ!電波少年』、『電波少年に毛が生えた 最後の聖戦』と続いた。
私が思春期に観ていた番組の中でも、強烈な印象を残している番組です。振り返ると、今では当たり前となったバラエティー番組の演出や手法を生み出した番組と言っても過言ではないでしょう。
アポなしロケ
今のバラエティー番組のアポなしロケは、当時の電波少年から考えたらぬるい。そう断言できるくらいに、電波少年のアポなしロケは観ていてハラハラするスリリングなものでした。
私が覚えているのは、当時のペルー大統領アルベルト・フジモリ氏が離婚調停中だったため奥さんにしてほしいと宮前真樹リポーターがペルーまで求婚しに行った企画。スケールがデカすぎて、日本との外交政治にも影響が出そうなくらいのビックリプロポーズ。
他にも、番組MCだった松本明子さんが、パレスチナの当時の指導者でノーベル平和賞を受賞した頃のアラファト議長とデュエットしたいと突撃し、奇跡的に面会できた企画もありました。絶対門前払いされると思っていたのに最終的には歓迎され、松本さんはアラファト議長に会った数少ない日本人としてアラファト議長が逝去した際には取材が殺到したそうです。
ヒッチハイクの旅
電波少年の人気コーナー「ヒッチハイクの旅」。今では売れっ子となった有吉弘行さんを一躍有名にした企画です。当時無名のお笑いコンビ猿岩石が、ユーラシア大陸を東から西へヒッチハイクするというもので、途中お金が尽きて野宿は当たり前、行く先々でアルバイトなどをしながら旅を続け、およそ半年をかけて無事にゴール。その後も『南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク』や『アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイク』とシリーズ化されました。
このコーナーに関しては、私の中では「ドキュメント番組」の要素が強いように感じます。今までメディアでは紹介されないような地域やそこにあるリアルな文化・風習、時には紛争などで危険な場所も訪れたり、命掛けで旅を続けた芸人さんや、そしてそれをカメラに収め発信し続けた番組スタッフに称賛を送りたいです。
新番組「電波少年W」
新番組「電波少年W」の総合演出を担当するのが、「電波少年」のプロデューサー・土屋敏男さん。そしてMCに松村邦洋さんと松本明子さんとくれば、また無茶ぶり企画が満載なのか?と思いきや、ちょっと違うようです。
番組タイトルは「電波少年W ~あなたのテレビの記憶を集めた~い!」。放送局の垣根を越えて、視聴者の思い出に残る番組を集め、それを掘り起こして紹介していくというちょっとハートフルなもの。
2021年1月16日(土)からWOWOWでスタートする「電波少年W」は、WOWOWプライムで無料放送されYouTubeでも同時配信という、令和の時代ならではの放送スタイル。さらに、2021年1月6日(水)よる5:50から 公開リハーサル&番組説明ウェビナーも開催されるということで、どんな番組になるのか期待が高まります。
詳しくは番組HPをご覧ください!公式サイト:https://denpa.wowow.co.jp/