1985年から38年目の一太郎2023、発売。

「一太郎2023」

日本のコンピュータソフトの歴史の一つに数えられる一太郎がバージョンアップし、2023年2月10日から、量販店店頭や直営オンラインショップなどで発売されることが発表されました。

© JustSystems Corporation

「伝わる」文書作成

時代とともに変化する日本語文書に対応し、文書作成の表現力を高める機能を強化。

「文書校正」機能は、約70年ぶりに改定された公用文のルールに対応し、読み手に配慮した文書作成を可能にしています。また、変更点が明確に伝わる「相違点比較表作成」機能を搭載し、改訂後と改訂前の文書を選ぶだけで、比較表がミスなく自動的に作成できます。

複数の辞書をまとめて引く「辞書引きツールパレット」ではATOKと連携し、豊富な辞書・辞典の最新版が利用できます。

相違点比較表

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一太郎2023の主な特徴

文書校正

「公用文作成の考え方」(文化審議会建議)に対応し、横書きの読点に「、」を用いることが原則とされるなどの変更や、公用文の分類例として示された「解説・広報等」の校正設定を追加しました。また、「春休みまで」「行くかもしれません」といった誤解を招くあいまいな表現には、「春休み開始日まで/終了日まで」「行きます」と訂正候補を提示するチェック機能も追加しました。

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相違点比較表

規程・指針、契約書や会則のような文書の改訂時には、「新旧対照表」「変更対比表」などが活用されるため、変更点が明確に伝わる[相違点比較表]の作成機能を搭載しました。改訂後と改訂前の文書を選ぶことで、自動的かつスピーディーに作成できます。

辞書引きツールパレット:ATOKクラウド辞典

辞書引きツールパレットでは、複数の辞書をまとめて引くことができ、意味や用例を一覧して違いを比較できます。辞書引きを実行すると、言葉が引ける辞書だけが自動的に開くため、内容の確認・比較もスムーズです。「一太郎2023」では、「ATOK Passport[プレミアム]」に搭載しているATOKクラウド辞典、合計6種を引き比べることが可能です。

根強いファン

最近ではWordへの移行が進んではいるものの、一太郎には公文書作成を意識した機能が多く中央官庁での利用も多いといわれてきました。

特に、裁判官や検察官、弁護士の間では、法関係の書類作成の強さから、根強いファンがいるとのこと。新バージョンでも、1桁の数字は全角、2桁は半角になる連番表示機能も追加され、契約書などを意識していることが見て取れます。

これからも、ファンのためにサービスを続けてほしいと思います。

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