【移住】これまでの都市暮らしと違うからといって都会風を吹かさないよう心掛けてください。∑(゚Д゚)ファッ⁉︎

移住

コロナ禍で注目されたテレワーク、仕事への取り組み方が変化しつつある昨今、田舎への移住を考えた方や既に移住された方もいらっしゃると思います。

地方では人口の減少を防ごうと、移住の受け入れを積極的にすすめていますが、都会から田舎に移住するにはそれなりの覚悟も必要なようです。

福井県池田町

福井県池田町の広報誌に載せられた記事が話題となっています。

まずは池田町のホームページに公開されている移住者向けに書かれた「池田暮らしの7か条」を見てみましょう。

「池田暮らしの七か条」

私達は、池田町の風土や人々に好感をもって移り住んでくれる方々を出迎えたいと思っています。 しかし、池田町への思い込みや雰囲気だけで移り住まわれることには不安も感じています。移住者、地元民双方が 「知らない、聞いてない」「こんなはずではなかった」などによる後悔や誤解からのトラブルを防ぎたいと思っています。 そこで、⾧く池田町で暮らし続けて頂くための心得や条件を「池田暮らしの七か条」として作成しました。ご理解をお願いいたします。

池田町区⾧会

  • 第1条 集落の一員であること、池田町民であることを自覚してください。
    ○総人口の少ない池田町ではありますが、私たちは33の集落において相互扶助を土台に安全で豊かな共同社会を目指しています。
  • 第2条 参加、出役を求められる地域行事の多さとともに、都市にはなかった面倒さの存在を自覚し協力してください。
    ○池田町の風景や生活環境の保全、祭りなどの文化の保存は、集落毎に行われる共同作業や集落独自の活動によって支えられています。共同して暮らす場を守るためにも参加協力ください。
    ○草刈り機は必需品です、回を重ね使い込むことで技術上達が図れます。 ○このことを「面倒だ」「うっとうしい」と思う方は、池田暮らしは難しいです。
  • 第3条 集落は小さな共同社会であり、支え合いの多くの習慣があることを理解してください。
    ○生活の基盤は集落であり、長い年月に渡って様々な行事や集まりを通して暮らしを支えてきました。
  • 第4条 今までの自己価値観を押し付けないこと。また都会暮らしを地域に押し付けないよう心掛けてください。
    ○集落での生活は、ご近所などとの密な暮らしの日々があります。都市では見られなかったルールや仕組みもありますが、皆で折り合いを付けながら培ってきたものです。
    ○これまでの都市暮らしと違うからといって都会風を吹かさないよう心掛けてください。
  • 第5条 プライバシーが無いと感じるお節介があること、また多くの人々の注目と品定めがなされていることを自覚してください。
    ○どのような地域でも、共同体の中に初顔の方が入ってくれば不安に感じるものであり「どんな人か、何をする人か、どうして池田に」と品定めされることは自然です。
    ○干渉、お節介と思われるかも知れませんが、仲間入りへの愛情表現とご理解ください。
  • 第6条 集落や地域においての、濃い人間関係を積極的に楽しむ姿勢を持ってください。
    ○静かでのどかな池田町ならではの面白さとして、ご近所や色々な出会いの中での会話を楽しんでください。
  • 第7条 時として自然は脅威となることを自覚してください。特に大雪は暮らしに多大な影響を与えることから、ご近所の助け合いを心掛けてください。
    ○池田町は2004年の福井豪雨災害で大きな被害を受けて以来、集落防災隊長を設置し地域防災力を高める取り組みを推進しています。
    ○また、池田町には「雪で争うな、春になれば恨みだけが残る」という教えがあります。積雪時、大雪時での譲り合い、助け合いを心掛けてください。

以上、共同する社会の豊かさの充実のため、ご理解ご協力ください。

2022 年(令和4年12月) 池田町区⾧会

 

「池田暮らしの七か条」PDF
池田町広報誌「広報いけだ」

報道によると、「都会風を吹かさないよう」「品定めされることは自然」といった表現があり、移住者らから「広報誌の表現として不適切だ」と批判が上がっていますが。町は「意図が分かるようにするべきだった」としつつ、修正予定はないとしているそうです。

池田町は人口は約2300人で、例年約20人が県内外から移住しているそうで、町は、住民から「移住者が共同作業に賛同しない」などと相談を受け、33地区の区長会と協議し、区長会は七か条を作り、1月中旬発行の広報誌に掲載されました。町ホームページにも公開しています。

SNS上でも反響があり、

「地元住民の本音がわかる広報はどんどん出して欲しい」、「都会風を吹かさない、それは非常に理解できる」、「誘致するなら逆に都会風を理解する必要がある」、「この町への移住をあきらめなさいと宣言したようなもの」

などのコメントが投稿されているそうです。

池田町役場は以前にも『池田に移住してはいけない10の理由』を「いけだ農村観光協会」で公開していて、いわゆる「田舎あるある」が書かれていました。

  1. 田舎文化が濃密すぎる!
    「同じ集落の人なら、どこの家に誰がいるのか、年齢や健康状態まで把握しているくらいの濃密さ。顔がわからない人が来たら、どんなSNSよりも早く広まります。」
  2. スローライフなんて大嘘だ!
    都会より地域の活動が濃密で、子供がいたらPTA活動やスポーツ少年団活動があるし、気がつくと休日なのに家にいなかったな……ということが多い

他の自治体が言わない「田舎の現実」を公式に発信した池田町。
住民とのトラブルが減ることを考えての策だと思います。移住に対する心構えとして参考となる「7か条」ではないでしょうか。

© 2016 池田町

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