追い越し車線の長距離走行は違反
たまに高速道路を走ることがあるのですが、右側の追い越し車線を長時間走っている車をよく見かけることがあります。確かに右側が空いていて走りやすそうな気もしますが、あくまでも追い越しを行なうための車線ですので、追い越しが終わった後には速やかに左の走行車線に戻る必要があります。
走行車線に戻ることなく追い越し車線を長距離にわたって走り続けると、「車両通行帯違反」で罰せられます。どの程度の距離を走行すれば違反となるかという具体的な規定はありません。走行車線が混雑していて安全に戻れない場合もあるため、追い越し車線上の長距離走行の取締りは、交通状況に応じて判断されています。
他の車両に追いつかれた車両の義務
道路を走行していると、自分よりも速い速度で追い上げてきた車両から追越しを受ける場面はめずらしくありません。「追越し」の方法について交通ルールが存在することは多くの方が認識しているはずですが「追いつかれた車両」にも一定の義務が生じるという認識をもっている方は少ないでしょう。運転免許を取得する際の学科の中に含まれています
それでは、今回Xに投稿された動画を見てみましょう。
圏央道でこのトラックにずっと煽られていた pic.twitter.com/kdhvAXOIk5
— ヒナちん (@hinatin516) June 18, 2024
https://x.com/noborderzbmw2/status/1803015119053705458
https://x.com/i/status/1803015119053705458
投稿者の方は右側の追い越し車線を走行しているようです。タイトルにもあるように「ずっと」追い越し車線を走行していたのでしょうか。動画の始まりの部分でトラックの正面が写っています。
現在トラックの最高速度は90km/hですので、投稿者の方は90km/h以下で追い越し車線を走行していることになります。その速度であれば速やかに左側の走行車線に戻るべきなのではないでしょうか?
また「他の車両に追いつかれた車両の義務」として後続のトラックに道を譲るべきです。
上記の通り、違反になってしまいますので高速道路(一般道も)をご利用の際にはご注意下さい。