【部活】コロナ禍に始まった息子のバレー部生活から引退まで①

つい先日、息子の中学生最後のバレー部の試合が終わり、引退を迎えました。初心者で始まった息子のバレー部活生活は、母であるスポーツ未経験者の私にとっても、多くの学びや刺激を貰うことができ、思い出深いものになりました。
コロナ禍での大会中止や部活動をめぐる保護者会の問題など、様々な課題とも向き合った3年を振り返っていきたいと思います。

きっかけはあのアニメ

息子は、小学1年生から6年生まで別のスポーツをやっていました。マンガやアニメが好きだったので、小学校高学年から「ハイキュー!!」を見るようになり、その影響で中学校ではバレー部に入ることに。実は、私もスポーツ経験はないのですがバレーは好きだったし、アニメも面白いこともあって親子でハイキュー!!にはまり、アニメショップに行ってはハイキュー!!グッズをよく買っていました。

ちなみに、息子は稲荷崎高校 のセッター『宮 侑(みや あつむ)』の大ファンで、私は烏野高校のミドルブルブロッカーの『月島 蛍(つきしま けい)』が好きでしたね~。

コロナ禍と部活

中体連や大会の相次ぐ中止

息子が中学に入学したのは2020年4月。本来なら、部活動は4月は仮入部で、5月から正式に入部して放課後の部活動が始まる予定だったんですが、入学早々に新型コロナの影響で休校となり、部活どころではなかったのです。
また、コロナ禍で様々な大会も中止となり、中学生最後の大会となる中体連も、この年は中止が決定しました。3年生はやり場のない悔しい思いを抱えていました。息子はまだ1年生だったので、私も事の重大さにあまりピンと来てなかったのですが、今3年生になった立場で考えると、これまで3年間努力してきたことを100%出し切って引退するというとても大事なステップで、急にそれが『中止です』と言われても到底納得できませんよね。でも、世の中はこれまで経験したことのないコロナ禍。まだこの病気についても詳しいことが分からない時期で、噂や憶測に惑わされていた頃です。
幸い、中体連の予選地域ごとに、感染症対策を十分に取りながらの代替試合が行われ、なんとか試合はできました。
この頃は、きっと1年くらいでコロナも落ち着くだろうと考えていましたが、まさか息子が引退する3年後までも続くとは思ってもいませんでした。

試合の入場制限やLIVE配信

結局、3年生で引退するまで新型コロナとの付き合いは終わりませんでした。
選手は試合前1週間からの体温チェック表の提出、応援の入場人数制限や体温などを記入した入場シートの提出、ボールは1プレイごとに消毒、開会式・閉会式の省略など、様々な制約を受けました。

保護者として辛かったのは、会場に応援に入れないこと。ひどいときは、応援の保護者は一人も入れない無観客の試合もあり、会場の駐車場で一世帯ごとに車に待機。会場の外から覗くこともできず、どんな試合だったのか見れないのはけっこう残念でしたが、試合ができるだけ良いのかもしれないと思うようにしていました。

最近では試合の応援はLIVE配信が主流になり、会場に保護者応援1人だけ入場可能という試合が多く、その人がLIVE配信のカメラを設置して、他の保護者は送迎のため会場には来ているので、駐車場の車の中でスマホやタブレットでLIVE配信を観ながら応援するというスタイルでした。
Zoom、LINE LIVEなど色々試しましたが、おススメは『BAND』です。画像もキレイでコメントも送れるし、配信者が設定をすればしばらくの間その動画はサイトに保存されダウンロードもできるので、試合の反省や次の対策を立てるのに役立ちました。
また、保護者の中にICTが得意な人がいると、YoutubeのLIVE配信で得点も画面に付けながら配信するという猛者もいらっしゃいました。それは、歴史ある高校の強豪校だったので保護者会の規模が大きくさすがにまねはできませんでしたが、高校生のプレイが見られる貴重な動画となり、息子にも刺激になったようです。

保護者会いろいろ

ここで、保護者のサポートについて触れておきたいと思います。部活と保護者の関係は、最近特に課題となっているようで、息子の部活でもいろいろありました。

送迎班について

保護者会は、基本的に部員のすべての家庭が入会します。毎年1年生の新入部員が確定した5月初めに総会が行われ、そこで詳しい内容を知ることになります。
保護者会の主な内容は、試合時の送迎やサポートです。送迎班を3つぐらい作り、予め向こう2ヶ月ぐらいの送迎班のスケジュールを決められます。試合があろうとなかろうと、半ば強制的に送迎スケジュールが決まってますが、もし仕事などで送迎ができない場合は他のグループの人に代わってもらうなど、柔軟に対応していました。
また部費も集められ、試合時のお弁当や送迎時の高速代、備品、登録費、大会参加費などは部費で賄い、ユニフォームも保護者会がこれまでに揃えてきたものでした。

保護者会は入部前にリサーチを

実は、保護者会に入らない選択をした家庭もありました。それは、試合の送迎ができないという理由で、「仕事や下に弟妹もいるので、絶対に送迎は無理です」と・・・。始まってみないと分からないことや、他の保護者も協力しますと譲歩しても「保護者会には入らない」と譲られませんでした。また、保護者が部活は練習だけの参加で構わないというので、その子は練習試合や公式戦には出場することはありませんでした。

また、別の家庭は、1年ほどしてから送迎がなかなか難しくなり、他の保護者とのコミュニケーションがうまくいかず、細かいトラブルが重なり孤立してしまい、結局その子は部活を辞めました。

これは私個人の意見ですが、地域や学校の規模で保護者会の内容は違うかと思いますが、保護者のサポートが無いと公式戦や練習試合への参加が難しくなります。また、すべての保護者の熱量が同じというわけではないので、そのあたりのバランスも非常に難しいのですが、できればお子さんが入部する前に保護者会があるのか・ないのか、またどんな活動内容なのかをリサーチしておくのをお勧めします。


次回は、部活と勉強の両立、自主練習、親としての反省などをお届けします。

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