OpenAI 画像生成AIに電子透かしを埋め込む。

電子透かし

色々な媒体で見かけることが多くなった生成画像ですが、OpenAIは画像生成AIの「DALL-E 3」で生成された画像に対し、電子透かしをメタデータに埋め込むことにより、AIが生成したコンテンツなのかの識別が容易になるとしています。

AIによって生成されたコンテンツの特定は、AIに関するバイデン政権の大統領令の主要な指令の1つで、AdobeやMicrosoftなどの企業で構成されるグループであるC2PAは、コンテンツの出所を特定し、それが人間によって作成されたのかAIによって作成されたのかを示すために、コンテンツ認証情報ウォーターマークの使用を推進しています。

■C2PAとは

—C2PAとは、出版社や企業などが画像に対しメタデータを埋め込むことで、画像の情報源や関連情報を確認できるようにする技術標準です。—

電子透かしを埋め込まれた画像には、メタデータにC2PAが追加されるほか、画像の左上隅にAIが生成したことを示す日付などが表示されるようになります。また、OpenAIが提供するContent Credentials Verifyを利用することで、画像の生成に使ったツールや生成された正確な日付などを確認することが可能となります。

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しかしながら、OpenAIは「C2PAのようなメタデータは、生成した画像のスクリーンショットを撮るなどのアクションを行うことで簡単に取り外すことが可能であるため、C2PAがAI生成画像に関する問題の特効薬となるわけではありません。それでも、これらの方法を採用することが、デジタル情報の信頼性を高めるための鍵になると信じています」としています。

現在のところ、画像のみの対応で動画やテキストに付与することが難しいようですが、いずれは解決されていくことでしょう。

 

 

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