【悲報】13世紀以前からあった天使像の塗り替え失敗。

繰り返される歴史的建造物や絵画の修復失敗

過去に何度か取り上げさせていただいているのですが、今回はスペインの教会です。

問題が起きたのはスペインの北部ソリアにある教会「Ermita de Nuestra Señora del Mirón」の壁面にある天使の彫刻です。白い石膏製だった像に着色が行われた結果、残念な結果となりました。

髪の毛、眉毛に色が塗られ、唇は真っ赤に。そして黒目を入れたことで、まったく以前とは印象が異なる姿になっています。

塗り替えの補修が行われ、以前は白基調の塗装で統一されていたのですが、今回の修復で赤い(サーモンピンク)塗料が使われています。

告発?を受けて、カルロス・マルティネス市長は、オスマ・ソリア教区が内部修復のために地方自治体の許可を得なくても作業ができる仕組みの利用を求めていたと説明しています。

オスマ・ソリア教区は作業の失敗を認め、修復がなされるまで教会を閉鎖することを決めたそうです。

教会は自治体による文化財指定は受けていなかったものの、一般都市計画の保護を受ける対象だったとのことで、市議会が教会の財産に損害が出ていないかどうかの調査を行うとのことです。

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