中学生の息子は、重度のスギアレルギー。花粉症発症から現在のある治療に至るまでをご紹介します。
はじめ花粉症とは思っていなかった
息子に異変が起きたのは、小学3年生の春。風邪でもひいたのか、鼻が詰まって苦しそう。熱はないし、食欲もあり元気。毎日学校には行くし、鼻づまり以外は日常と変わらず。ただ、夜寝ている間は、鼻で息ができなので口が開きっぱなしで、朝はのどがガラガラ。小児科に行っても、鼻水止めのお薬をもらって終わり。2週間ほどで落ち着いたので、風邪がなおったのかな、ぐらいしか思いませんでした。
翌年の小4の春も同じような症状で、まさか花粉症とは思わず、落ち着いたらそこで終わり。今から振り返ると、なんと丸2年も花粉症に気付かなかったことに。
言い訳になりますが、私の花粉症のイメージは、鼻水や目のかゆみが一度に来るもので、そしてこんなに幼い子どもがかかるとは思いもしなかったんです。
きっかけは学校の内科健診
息子の小学校では、学年が上がると内科健診があります。そこで、小学5年生の時に診断されたのが「アレルギー性鼻炎」。病院での診察・治療を求めるもので、夏休みを利用して耳鼻科を受診しました。念のため、血液のアレルギー検査を受けることに。その結果、スギとダニがひどく、ここで花粉症だったことが確定。
恐らく、次の春にはまたひどくなるだろうから、花粉が飛び始める前の1月ごろに受診して薬を出すから、花粉症のシーズンを服薬で乗り切るという治療方針になりました。
両親はアトピー性皮膚炎で息子はアレルギー性鼻炎
実は私も夫も、小さい時から肌が弱く、私に至っては皮膚科通いは35年を超えるベテランです。だから、子どももアトピー性皮膚炎になるだろうと覚悟はしていたんですが、幸いなことに肌はきれいで、遺伝しなくて良かった(アトピー性皮膚炎は遺伝はしないものと、これまでに何人かの皮膚科医に言われたので、この表現は間違っているかもしれませんが・・・)と安心していました。
それがここにきてまさかのスギ・ダニアレルギー。アレルギー体質はやはり親のせいかもと心の中で謝りながらも、春の時期だけ我慢すればいいので、痒みのある皮膚炎よりは良かったかなと思っていました。
後編では、ある治療法にたどり着くまで、そして現在の様子をご紹介します。