刀剣鑑賞
刀剣は、その美しい姿から権威の証や美術工芸品としての魅力があり、愛好家の多い文化財でしたが。近年は、ゲームやアニメの影響で若年層からの興味関心が高まり、刀剣鑑賞は幅広い世代からの注目度が高まっています。
各地の歴史文化施設には、若い人(特に女性)の来訪者が沢山、訪れるようになりました。
その刀剣鑑賞を身近にするスマートフォン向けアプリが凸版印刷株式会社から発売されました。
これまでに蓄積された貴重な文化財のデジタルアーカイブされた高精細デジタルアーカイブデータを用い、スマートフォンなどの個人のモバイル端末で、刃文や地鉄など刀剣の詳細な鑑賞が体験できるアプリを開発しました。
特徴
高精細デジタルアーカイブデータを用い、凸版印刷独自の画像解析を行うことで、専門家が認識するような刀剣の表面の特徴(刃文や地鉄など)を分かりやすく鑑賞することを可能にし、利用者に刀剣を実際に見ているかのような体験を提供します。また、タッチ操作で快適に閲覧することが出来る操作性に加えて、スマートフォンを刀剣に見立て、あたかも本物を鑑賞しているような方法で動かすことにより、刀剣鑑賞を疑似体験する操作技術(特許出願中)を開発。スマートフォンを動かすことによって変化する、刀剣への光の当たり方を質感表現へと反映し、刃文や地鉄など刀剣を鑑賞する体験をスマートフォンで実現しました。加えて、利用者によるフリー操作での鑑賞のみならず、ナビゲーションモードを搭載することで、各刀剣の鑑賞ポイントを詳細に解説。アプリを見て、実物を鑑賞したくなる工夫を、アプリのあらゆる箇所に行っています。
第一弾 重要文化財「刀 朱銘 義弘/本阿(花押)〈名物 松井江〉」
名物 松井江をゆがみなく高精細にデジタルアーカイブを実施。名物 松井江の地鉄をスマートフォンの画面いっぱいに拡大して地沸(じにえ)や地景(ちけい)まで鑑賞することが可能です。
独自開発の操作技術
マートフォンを刀剣に見立て、本物を鑑賞しているように動かすことにより、あたかも実際に刀剣鑑賞をしているような体験を提供。
3月に第二弾
3月に第二弾として、瀬戸内市所蔵の国宝「太刀 無銘 一文字(山鳥毛)」の公開を予定しています。
スマートフォン向けアプリ『刀剣鑑賞』
「刀 朱銘 義弘/本阿(花押)〈名物 松井江〉」
配信プラットフォーム | Apple App store / Google play store |
販売開始日 | 2022年2月2日(水) |
料金 | 1,100円(税込) |
公式Webサイト | https://toukenapp.jp |