「コピペルナーV6」
学生の論文や官公庁の様々な文書にChatGPTが生成した文章が使用されていないかをチェックする、コピペ判定支援ソフトの新バージョン「コピペルナーV6」(仮称)が2023年度中に発売されます。
現在、販売中のVer.5
「コピペルナー」は、文章の類似度を簡単にチェックするソフトです。学生がインターネット上の文章や電子文書などから剽窃を行い、レポートや論文などを作成してしまうという社会問題に対して、「考える力や表現する力を養ってほしい」という願いのもとに金沢工業大学知的財産科学研究所長の杉光一成教授がしくみを考案し、株式会社アンクが開発しました。
仕組み
コピペ判定対象レポート(文書ファイル)を、インターネット上や「J-STAGE」上の文章、文献集や過去レポートなどの文書ファイルとコピペチェックを行うほか、コピペ判定対象ファイル同士とのコピペチェックも行い、一括コピペチェックが可能です。完全一致はもちろん、語尾のゆらぎ(変化)も一致とみなす、あいまい一致によるコピペも検出します。
判定範囲
- インターネット(Google APIを使用)
- J-STAGE(J-STAGE APIを使用) 新機能
- 文献集
- 過去レポート
- 指定されたレポート同士
判定結果
コピペ判定結果詳細画面
「コピペ判定結果詳細画面」で、判定レポート(判定ファイル)毎にコピペ状況詳細を確認できます。コピペと思われる箇所が完全一致やあいまい一致の区別により3色でハイライト表示されるので、直感的にコピペ状況を把握することが可能です。また、コピペ元と思われる文献が表示されるので、詳細を比較することも可能です。
①判定レポート(判定ファイル)のコピペ割合が表示されます。
②判定ファイルのうち、コピペと思われる箇所が色別で表示されます。
③コピペ元と思われるサイトのURLや文献の一覧、またそれぞれとのコピペ率が表示されます。
④コピペ元と思われる文献の内容が表示され、文章の詳細を確認できます。
⑤判定結果を印刷できます。
個人的な意見ですが、コピペは良くないことかもしれません。ですが、今までもネットや論文からの引用はあったはずです。もう少し大目に見てあげられないでしょうか?