ChatGPTによる原稿の作成が何かと話題になっていますが、原稿作成のアプリケーション「AI作文くん」を開発した個人開発者の矢野さとるさんが、今度はChatGPTが推測し、“AI度”を0%から100%でざっくり判定するサービス「AI作文判定くん」を作ったとSNSで発表しました。
「AI作文判定くん」
矢野さんは、年齢に合わせた作文をAIで自動生成できる「AI作文くん」も公開中です。
「『AI作文くん』で出力した作文の精度が高く、人間にはAI作品なのか人間の作文か分からないと感じたため、対抗策として『AI作文判定くん』を作った」と話されています。
アプリの使い方は簡単で、判定に使いたい文章をフォームに入力(ペースト)するだけで、文章や作文の「AI度」をAIが精密判定してくれるというものです。入力された文面から、文法、語彙、論理、感情、知識を基準にAI度を分析してくれます。
試しに今日の弾道ミサイル発射のニュース記事を入れてみると・・・
【AI度判定結果】
最終判定:AI生成による可能性が高い
AI度:80%
人間度:20%
【評価基準】
– 文法:90点
– 語彙:80点
– 論理:60点
– 感情:30点
– 知識:100点
【寸評】
文章は一定の文法的正確性があり、また政府発表や防衛省などの専門知識を必要とする情報を正確に伝えているため、知識に関しては高得点を得ることができました。しかし、論理的に整合性があるわけではなく、感情や倫理的価値の反映が全く見られず、あくまで客観的に情報を伝えるにとどまっています。特に、政府や防衛省発表に直接的に基づく文章であることから、人間の影響が少ない可能性があり、AI生成による可能性が高いと判定されました。
以上がアプリによる判断でした。
ニュース記事は感情があまりない表現になるため、AIっぽくなるのは仕方ない部分もあります。