パンダ犬
GWなどを利用してパンダを見に行かれた方も多いと思います。日本には現在、パンダに会える動物園は2ヵ所のみとなっており、東京の上野動物園4頭と和歌山のアドベンチャーワールド4頭の合計8頭が飼育されています。
生息地のある中国ではパンダが見られる動物園は20か所以上ありますが動物園はパンダが、当然、居るか居ないかで人気に差が生まれます。
そこで飼育員が考えついたのがパンダ犬です。
中国·浙江省台州市にある台州動物園は、労働節(中国の祝日 5月1日)に合わせて2匹のパンダ犬(熊猫犬)を公開しています。パンダ犬を見るために多くの人が来園し、その数は、5月1日から5日の間に数万人にのぼったとのこと。入園客が、撮影したパンダ犬の動画をSNSにアップ、これがネット上でも話題となりました。パンダ犬という動物がいると思う人もいれば、首を振るさまが犬と同じなのは何かおかしいと言う人もいるようです。
The Taizhou Zoo in Jiangsu province has been slammed by tourists for painting dogs (chow chow) to look like pandas. 👀
China. pic.twitter.com/NyWleQ9Xaq— Funny News Hub (@Funnynewshub) May 8, 2024
動画が拡散されると疑惑の声が上がり動物園は後日、パンダ犬の正体は毛を染めたチャウチャウ犬であることを認めたそうです。
パンダ犬が偽物と分かってから、動物園に苦情や批判が殺到し、パンダ犬がパンダ(か犬)の一種だと思っていた入園客は騙されたと憤慨。動物を愛護する人たちは有害物質が含まれているかもしれない染料で動物を染めるのは虐待だと訴えています。
動物園側の説明書きには・・・
問題のパンダ犬のエリアには説明のボードがあり、そこに「パンダ犬は実在する犬種ではない」ことと、「(パンダ犬は)普通の飼い犬に手を加えてパンダに似せたもの、または、生まれつきパンダそっくりの毛色のパターンを持った犬である」ということが書かれているそうです。
メディアの取材に対しては「園の敷地が狭いため本物のジャイアントパンダを飼えない、と話す。また、チャウチャウ犬をパンダに仕立てるアイディアは、ネットから得た。」と話しているそうです。
キリン犬、トラ犬、キツネ犬、コアラ犬
換毛期が終わると染色に行くのでしょうか?