五稜郭といえば、北海道函館にある要塞跡。
徳川幕府が、開港を前にして築造した箱館御役所である。現在は、国の特別史跡に指定されており、五稜郭公園として一般開放されており、春は桜の名所として知られ、多くの観光客や地元の人々で賑わうので、訪れたことのある人も多いはず。
しかし、日本にはもう一つ五稜郭があったのです!
それが、佐久市立田口小学校です。
画像引用元: http://www.sakukankou.jp/sightseeing/tatsuokajou-goryoukaku/
星型のお掘りに囲まれた、紛れもなく立派な五稜郭。
これが小学校だなんてめちゃくちゃカッコいい・・・
しかし、田口小学校自体は、一昨年の2023年3月に大変残念ながら『閉校』してしまいました。
この五稜郭は、江戸時代末期の1864年に田野口藩新陣屋として、3年の月日を経て建てられたもの。わずか5年で建物は取り壊されましたが、1875年に田口小学校がここに移転。149年に渡り日本唯一の五稜郭小学校として、多くの子供達が卒業していきました。
現在は、龍岡城跡として五稜郭内に残る唯一の文化財である「お台所」の見学が可能で、佐久市教育委員会は、龍岡城五稜郭を竣工時の姿にできる限り近い状態に戻す計画を立てており、現存していない大手門の復元整備を目指しているそうです!
小学校であった頃は、部外者が立ち入ることは難しかったかもしれませんが、一般公開され、桜の名所にもなっていますので、お近くにお住まいの方、気になった方は是非訪れてみてください!