先日発表されたiPhone 12シリーズの上位モデル、iPhone 12 Pro/Pro MaxがRAW撮影をネイティブ機能としてサポートする予定(11月13日の発売以降のアップデート)です。
Android端末のソニーモバイル製Xperia 1 II/5 IIが、ネイティブアプリのPhotography Proで対応していましたが、やっとiPhoneでもRAWが扱えるようです。
Apple ProRAW
RAWとは
デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ、コンパクトデジタルカメラ、一部のスマートフォンなどのデジタルカメラで記録可能な画像形式。デジタルカメラでは一般的に「写真」としてJPEG画像を生成するが、RAW画像はJPEG画像を生成する元となる「生」の画像データである。ある程度の写真知識がある(プロフェッショナル、ハイアマチュアなど)ユーザーが、露出、コントラスト、ホワイトバランス、カラーバランス、明度、彩度などの補正や加工、ノイズや歪曲など除去をパソコン上で思い通りに行ないたいという要望に応え、カメラメーカーが用意している機能のひとつ。加工と鑑賞にはRAW対応のソフトウェアが必要になる。近年はRAWに対応するソフトウェアが増えている。カメラメーカーによって記録データの内部形式がまちまちである事、およびデータ量が多くなることから、そのままでは印刷データや、不特定多数に向けた配布、鑑賞には適さない。
デジタルカメラ登場時には、本体の処理能力が劣っていたためカメラ独自のRAW画像で記録され、パソコン側でカメラ付属ソフトウェアを使いJPEGやTIFFなどのオープンな形式に変換していた。
デジタルカメラ登場時には、本体の処理能力が劣っていたためカメラ独自のRAW画像で記録され、パソコン側でカメラ付属ソフトウェアを使いJPEGやTIFFなどのオープンな形式に変換していた。
-Wikipediaより引用-
今まで、RAWで撮影する場合はadobeのLightroomなどの、Digital Negative(DNG)で汎用データのみの取り扱いしか出来ませんでした。
Apple ProRAWの保存形式が採用されることでネイティブアプリはもちろん、他のアプリケーション上でも自由度の高い編集が可能になります。
また、RAWのフレキシブルさを維持したまま、撮影時にDeep FusionとSmart HDRなどを活用できます。
使い方次第では、iPhoneがサブ機(メインかも)として使える日が来たのかもしれません。
Appleイベントの中で52分57秒から、Apple ProRAWについて詳しく説明されています。
【追記】利用方法
12月18日 「Apple ProRAW について」としてアップデード後の利用方法が公開されていますので、対象の機種をお持ちの方は以下のページを見て設定してみましょう。