息子の花粉症・後編【治療開始から現在】

中学生の息子は、重度のスギアレルギー。花粉症発症から現在のある治療に至るまでをご紹介します。

副鼻腔炎で別の耳鼻科を受診

花粉症と分かって2年目の2月、息子(当時小5)は風邪をこじらせ副鼻腔炎になってしまいました。はじめはかかりつけの小児科を受診し薬を貰い自宅療養していましたが、鼻づまりや頭痛がひどく泣き出すほど。なかなか改善せず、別の小児科も受診。追加でお薬をもらい、祈るように様子を見ていましたが、痛い辛いと泣きながら訴え続ける息子。これは耳鼻科に診せたほうがいいかもしれないと思いつつ、住んでいる地域には耳鼻科がなくこれまでかかったことが無かったので、どうしたらいいかと悩んでいました。

たまたま買い物途中で会ったママ友からの情報で、隣の市にいい耳鼻科があるから行ってみたらと聞き、すぐに受診。とてもやさしい先生で、処方して頂いたお薬が合ったのか、順調に治りました。その時にスギアレルギーのことも伝えてたので、まずは副鼻腔炎の治療をして、その後花粉症シーズンを迎えるので、また診せてくださいとのこと。

舌下免疫療法

耳鼻科で改めて採血のアレルギーテストをしてもらうと、やはりスギはぶっちぎりで高く、またダ二の数値もほっとけないレベルでした。そこで先生に勧められたのが「舌下免疫療法」という治療法でアレルギー体質改善して体の内側から治していこうというものです。アレルゲン(アレルギー症状を起こす原因となる物質)を少しづつ体内に取り入れて蓄積させ、外部からのアレルゲンに対抗する身体づくりを行います。長期間にわたり正しく治療が行われると、症状が抑えられたり和らげることが期待できます。

具体的には、一日一錠、薬をのむだけ。「舌下」とあるだけに、小指の爪ほどのお薬を舌の下に置き、溶けるまで静かに待ち飲み込みます。服用後5分は飲食ができないことや、また服用後の激しい運動は止められているので、我が家では寝る前に5分の間隔を置いて2種類服用しています。(一度に2種類の服用はできません)

左の青いシダキュアがスギ、右の赤いミティキュアがダニの舌下のお薬(2錠分)です。これを最低でも3年毎日飲み続けます。

スギ花粉のシーズンには始められないので、確か5月の終わりごろに舌下免疫療法をスタートしました。初めての服用の時は副反応のチェックをするために、病院で一錠のみ30分様子を見ます。最初シダキュアを2か月ほど服用して、その後ミティキュアを増やしました。

お薬は1ヶ月分処方でき、先生の判断で、軌道にのれば診察なしでもお薬が受け取れるので、月一度のお薬の処方以外はそれほど負担はありません。

この治療は何歳からでも始められるそうですが、我が家の場合は、息子が進学などで家を出る可能性もあるので、なるべく早めに親の管理ができるうちに取り組んだ方がいいということで小5から始めました。

費用は、スギ・ダニ2種類で、耳鼻科でのお薬の処方と薬局での支払いで、1か月4,000円ほどになります。幸い、住んでいる自治体が児童医療費補助の制度があるので、実質0円で治療ができることも舌下免疫療法に踏み切った理由でもあります。

治療が始まって2年、現在は・・・

舌下免疫療法を始めてから迎えた一回目の花粉シーズンは・・・、お!なんかいつもと全然違う!鼻もずびずびしないし、夜も寝られる!

たまたま、その時に耳の不調で先生に受診した時期だったので、そのように伝えたら「お母さん、今年はスギ花粉があまり飛んでないのよ。1年目でそんなに劇的には変わることはないから、来年以降に期待しましょう。」ということでした(笑)。

そして、今年の春は2年目の花粉シーズンですが、今のところ花粉症の症状は出ていません。少しずつ症状は改善させているようですが、最低でもあと1年は服用しないといけないので、来年を期待しようと思います。

息子のアレルギーテストの数値では、おそらく一生花粉症やダニアレルギーと付き合うことになるので、少しでも改善するならと始めた舌下免疫療法ですが、個人的には挑戦してみて良かったと思っています。服用が長期間になることや経済的な問題もあるかと思いますが、お勧めの治療法です。

 

 

 

 

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